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野菜と健康 第2部「ダイエット~野菜を上手に取り入れた食生活改善方法」

野菜オタクNOTE スペシャル対談

医師の大蔵先生とのスペシャル対談「野菜と健康」
今回は第2部を送りします

第1部はこちら
≫ 「一次予防~野菜でバランスの良い健康な体に」


第2部
「ダイエット~野菜を上手に取り入れた食生活改善方法」

健康ってなに?

藤田
そもそも健康って何でしょうか?

大蔵
医師からするとですね
健康な人=やはり簡単に言うと、薬とかが必要ではない人です。

もちろん障害があって手足が生まれながらに悪くなられる方もいらっしゃるけれど
そういった方も、特に薬を飲む必要がないですよね。
それは健康であると言えるでしょうし。

内臓がしっかり動く方が、健康であるかなと思います。

藤田
内臓を元気にさせるって、とても大事なことですよね。

大蔵
そうですね。
そして、脳も内臓もすべて体の組織の細胞からできているので
細胞を健康にしていくことが、体の健康と言えます。


藤田
食生活を変えたとして、どれくらい体質改善が出るんでしょうか?
1週間くらいで体は変わってきますか?

大蔵
全細胞の状態を変えるとしたら1週間じゃ無理ですね。
人によると思いますが、だいたい3か月くらいは最低でもかかるかと。

すぐに実践できる「食事は野菜を先に食べよう」

藤田
すぐに実践できて、私たちが続けられそうなコトって
なにかないでしょうか?

大蔵
いま時間栄養学というのを言われていて、
食べる順番で吸収のされ方が変わってくるんですね。

「野菜を最初に食べる」
まずはこれを心がけてみてください

藤田
べジファーストですね!

大蔵
サラダでも何でもいいので、
野菜を毎食食事の一番最初にとってください

藤田
なぜ食事の最初に野菜を食べるといいんでしょうか?

大蔵
繊維です。
食物繊維が血糖の急激な上昇を抑え、
コレステロールの吸収を抑えてくれます。

野菜に多く含まれる食物繊維の働きは
かなり大きいですね!

藤田
食物繊維をとると糖の吸収が…?

大蔵
緩やかになるんです。
急激にボンと上がることが体に悪いと、
だんだんわかってきているんですね。

なので最初にごはんを食べてしまうと
一気に血糖値が上がってしまいます。

大蔵
インスリンってご存知ですか?

藤田
インスリンって糖尿病の方が注射したりするものですよね?

大蔵
はい。糖尿病というのは
インスリンの働きが悪くなってしまうというのが病気の本質です。

急激に血糖値をあげてしまうと、
急激にインスリンがワーッと出てしまいます。

それで血糖値は下がるんですが、今度は急激に下がりすぎて
余計に空腹を感じてしまう現象を起こしてしまったりもします。

藤田
つまり、血糖値を急激に上昇させてしまうのがクセついてしまうと?

大蔵
インスリンが急激に出ることで体に糖を貯めようと働き、
そして血糖値の変動で病気が発生しやすくなってしまいます。

なので血糖を急に上げないことは、とても大事で。
そのためには野菜の食物繊維を先に食べることが
大切になってくるんです。

藤田
先に野菜を食べることを心がける、意識するだけで変わりますね!

大蔵
そう、小さなことですが
食事のはじめに野菜を食べることから
生活習慣改善に取り組んでみるのが良いかと思います。

お酒を飲むときは?

藤田
お酒を飲みに行ったり…好きな方も多いですよね。
行ってもいいですか?

大蔵
もちろん行ってください!(笑)
生活習慣病の原因の一つに「ストレス」も挙げられます
お好きな方は我慢はしなくて良いかと思います
ただし過度の飲酒は控えた方がいいですが…

藤田
お酒ってカロリーはどうなんでしょうか?

大蔵
お酒は、2つに分けられます。

ビールや日本酒などの醸造酒と言われるものにはカロリーはある。

でもそうじゃない蒸留系のお酒、つまりウィスキーや焼酎などですね
これは、カロリーはあるのですが“エンプティ―カロリー”と言われていて
人間が利用できないカロリーなんです。
なので何キロカロリーと書いてあっても、
蒸留酒は、飲んでもカロリーオーバーにならない種のお酒なんです。

藤田
そうなんですね!

大蔵
たまには蒸留酒を飲みつつ、おつまみには野菜を入れて!
で、夜はちょっと炭水化物は控えて。

藤田
我慢してストレスがかかっちゃったら、もともこもないですもんね

大蔵
なのでお肉が好きな方は、
できるだけ、お昼に大好きなものを食べる!お昼にお肉とか。

お昼は好きなだけ食べていいです。
ただし血糖値を上げないように、野菜は先に食べる。
そうすると比較的、体に害は少ない食生活になります

野菜の効能って、ホント?

藤田
最近、例えば「この野菜のこの栄養素は何々に効く」なんてことを耳にします。
実際、野菜で病状が良くなったり、
野菜で病気を防いだりすることは出来るんでしょうか?

大蔵
これを食べると何々の発生率が下がるというのは最近はデータが出てきてますね。
「発症率」って結局、
「何百人何千人の方の何割くらいを病気の発生を防げた」という統計学的な話なので、
“この人”にとってどうか?というと、
またちょっと話は別になります。

大蔵
なので、「これを食べればあなたは絶対この病気にはなりません」
という断言はではなくて、
ただ、食べることで、病気にならない可能性が高まるという言い方になります。

藤田
それよりも楽しみながら、その野菜を取り入れたらいいってことですよね

大蔵
どんなものでも、それだけ食べていればいいってわけではなく。
それぞれ食材って含んでいる栄養素が違うので、
いろんな野菜、肉、穀物を楽しむべきですね!

野菜を楽しむ「きっかけ」を作ること

藤田
食生活の中で、もっとたくさんの方に
もっと野菜を楽しんでもらいたいですね!

大蔵
そこなんです。
フードメッセンジャーとして実際にお客様と触れ合うと
野菜は食べないという人達も、少なくないんですよね

食べ方がわからないから買わないという方も結構多く…。

藤田
そういう方たちへ、365マーケットで
「きっかけ」が作れたらいいんじゃないかと思うんですよね。

ブロッコリーの芯って美味しいけれど知らない人もいるし、
房の上手な外し方が分からなかったり。

藤田
食べ方を伝えたり、そうなんだー!という豆知識や裏技があると、
もう少し食べる人が増えるんじゃないかなと思うんですよ

大蔵
きっかけって大事ですね!

ただ置いておくだけでは、食べ方や魅力を伝えることは難しいけれど
その場で直に言葉で伝えることで、
食べてもらえるきっかけになると、私も思います

藤田
フードメッセンジャーは
背中を一押ししてあげる役目がありますよね!

大蔵
やはり、自発的に「食べよう」という気持ちが起こること大切。
橋渡しですよね!
私たちフードメッセンジャーの役割って。

それと同時に、買いやすい状況を
提供していかなければいけないですね。

藤田
365では、オフィスで行う食育マルシェも始まりましたが、
本当に忙しくて…という方たちは、
どうしたら、野菜をもっと食べれるようになるでしょうか?

大蔵
「どうして野菜は必要なのか」
「野菜を食べると体にどんないいことがある?」
そんな内容を、まずは知ってもらわければいけないと思います。

藤田
知るということは、従業員の健康を考えたとき、大事ですよね。

大蔵
ただ「健康を考えなさい」「野菜を食べなさい」と言われただけでも、
誰も進んで食べるようにはならないですからね。

藤田
私も、自分が腑に落ちないと行動に移せないタイプです。

大蔵
人間って、そうなんですよね!
自分の中にスーッと入った内容なら進んで行動していく。
野菜を楽しむことができるようになってくるものです。

藤田
多くの方に、野菜の楽しさと一緒に伝えていけたらいいですね。

大蔵
で、次に。
食べやすさや気軽さがないと、難しいと思うんですよね。

藤田
平日夜遅く家に帰って、ズッキーニとナスとトマトがあっても、
ラタトゥイユでも作る?って、そんな時間ないですね。

大蔵
すてきなお料理を毎日作ってくださいと勧めても難しいと思います
だったら、レタスみたいに洗ってちぎるだけとか
気どらずに、野菜を食べるだけでいいんですよね。

それで、バランスよく栄養素を摂ることができる、
そう伝えていただけるといいかなと思います。

いろんな種類の野菜を、気軽に、が重要。

藤田
そうじゃないと野菜、食べないですよね。
もっと身近に感じてほしいです。

野菜を「頑張って食べよう」じゃなくて、
身近にあったからおやつに野菜を食べたりとか。

大蔵
そういう意味ではカット野菜は手軽でいいんですが、
加工してる分、ちょっと時間がたってるのは残念ですけどね。


藤田
本来収穫したてをかぶりついて、
そのままが栄養素一番ですもんね!

大蔵
そのかぶりつくことが普通になればいいんですよね。
それくらい野菜って気軽になってもいいんじゃないかなって思います。

特に一人暮らしの男性にオススメしたい!
切るのも面倒だし…という方は、洗ってかぶりつけばいい!

藤田
ワイルド!(笑)
でも生で食べられる野菜なら
一番おいしい野菜の食べ方ですね!!

大蔵
とにかくもっと身近に、野菜を感じてもらえたら嬉しいです。

そして野菜もしっかり、バランスの良い食事を心がけ
健康意識を高めていっていただけたらと思います。

健康的な身体づくりに、野菜は必要不可欠です。
美味しく楽しく気軽に野菜を食べて
結果、一次予防できていたねと、
笑顔で生活していただけたらいいですね!



番外編~大蔵流の食べ方を聞いてみました!

大蔵さんは医師であり、フードメッセンジャーでもあります。

対談時に飾られた野菜について
食べ方をうかがってみました
 
ナ ス
ナスはスープに入れるのが美味しいですね
それか炒めるかです

ナスって油をすごく吸うので
全部そのまま吸わせてしまうと “油ナス” になってしまいます。
できるだけ油は少なくしてじっくり焼くのがいいですね


ブロッコリー
ブロッコリーは蒸すのがいいですね!
フライパンで蓋をして4分ほど。
シリコンスチーマーでもいいです。

ブロッコリーは食物繊維がすごくたくさん含まれているんですよ。
ビタミンCも多くて。

そしてなにより美味しいというのが、最強ですね。
新鮮なブロッコリーやカリフラワーは生でも食べられますしね。


ピーマン
私は、ピーマンはサラダが好きです
生でパクパク、意外とたくさん食べれますね!

それと炒め物です
忙しいときってなかなかお料理に時間をかけられないから、
何でも炒めちゃいます。

炒めると、かさが減ってたくさん食べれますね!
そして、炒めるって油を使うじゃないですか。
油と一緒に摂ることで、ビタミンの吸収率もよくなるんです。

油は摂りすぎはいけないけれど、
逆に適度な油っていいんですよね。
オリーブオイルなどで炒めるとなお良いです。


トマト
近年、旬の時期には色もカラフルなもの
いろんなトマトが出回ります

食べ比べしながらだと、
どんどん食べ勧められますので
様々な品種を試してみてください

特にミニトマトは、おやつ代わりにピッタリですね



トウモロコシ
野菜なのか?穀物なのか?
どちらとして食べるのが良いかというと、
炭水化物を意識した方がいいです。

生で食べるフルーツのようなトウモロコシもあります。
近年は美味しいとうもろこしが増えましたね!



日本の品種改良技術は本当にすごい!

新しい野菜や品種の食べ方や特徴を、
フードメッセンジャーがしっかり伝えながら手にとっていただく。
そうしたらもっと、
野菜を好きになってもらえるんじゃないかと思いますね。



Profile

対談者
循環器専門医、総合内科専門医、産業医
大蔵 美奈子(おおくらみなこ)
循環器専門医として、主に虚血性心疾患の緊急治療に携わる中で、生活習慣病治療における食生活の重要性を実感。特に野菜・果物の摂取が大切と考え、診察室を超えて伝えるため、2016年春に野菜ソムリエプロも取得。365マーケットでは、現役医師のフードメッセンジャーとして、広く多くの方に“伝える”活動を行う。
現在、医療法人社団 森と海 東京 東京蒲田病院 循環器内科勤務(2017年10月~)



インタビュアー
株式会社VACAVO
藤田 久美子(ふじたくみこ)
365マーケット運営会社である株式会社VACAVOでは、フードメッセンジャーの取りまとめ、コンテンツ制作や営業等を行う。自らも野菜ソムリエの資格を保有。元小学校教諭の経験も活かして食育にも力を入れ、2016年の野菜ソムリエアワードにて全国約5万2千人の日本一となる(第5回野菜ソムリエアワード ジュニア野菜ソムリエ部門 金賞。当時姓佐々木)
ベジフルデザイン株式会社 代表取締役、農経新聞社 ライター、日本野菜ソムリエ協会 講師。


 



~編集後記~ 365Market 藤田

私たちが生きていくうえで、
「健康」は永遠のテーマです。

健康であるということは、
生き生きと、笑顔に満ち溢れた人生の基盤ともなります。

健康を損ねてしまうと、
心も落ち込んでしまったり…
生産性も下がってしまったり…。

病気になる前の前から、
生活に気をつけていきたいものです。
まずはせめて、食生活から。



私たち365マーケットでは、
食育マルシェを行っています。
≫ 365マーケット オフィス

“食育” とは、さまざまに定義されていますが、
「正しく食べる」ことができるようになること
と、私は考えます。

つまり、
おいしい調理法や保存法、生産者のストーリーなど
食べるものが “どういうものか” を知るということ
自ら興味を持つことができるということ。

そして、
食べる “自分” を知るということ。
何を、どれくらい、いつ、誰と一緒に食べるのか、
ただ空腹を満たすためのものは、食事ではありません。

最後に、
食べたものが自分へ “どういう働きをするか” を知ること。
自身の食生活の中で足りていない栄養素を知り、
バランスの良い食生活を自ら心掛けることができるように。


現代人は、毎日忙しく走り回っています。

そんな生活の中で、
ちょっとだけ健康に心がけ、意識を変える。

自ら正しく食べることを考えることができれば、
きっと食生活がもっと豊かになるはずです。


第1部・第2部と、2回に分けてお送りしました、
医師でありフードメッセンジャーでもある大蔵さんとの対談ですが、
私も改めて健康と野菜について知る良い機会となりました。


まずは、できることから。

この対談記事が、
みなさんの何かの気づきになっていただけたら嬉しいです。

『日本健康大作戦』 野菜食べてる?Go to 365g




野菜オタクNOTEスペシャル対談 野菜と健康
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